五ヶ月も経てばさすがに脚も鈍っているわけで、それは先日の自転車でも実感しています。無理せず、でも高山をということで、比較的近場の金峰山に登ってきました。
5時02分、東中野発の電車に乗り、高尾で松本行きの普通列車に乗り換えて塩山で下車。予約したバスに乗り、焼山峠で乗り合いタクシーに乗り換え、大弛到着は9時前でした。
連休とあってかあたりはすごい数のクルマ。気持ちはわかりますが、たまに公共交通機関も使ってみませんか。
さて、準備をして9時に登山口を出発。この時間帯はすっきりとした晴れですが、しばらく樹林帯を行くので、遠望は効きません。ですので、ときどき、木漏れ日の差す森を写真に撮りながら行きます。案外、スタスタと歩いて行けたのですが…。まあ、前半は良かったんですけどね。

登山口からしばらく歩いた緑の森。

こういうシーン、実は写真に撮るのが難しいです。
白飛びを極力抑えるためローキーめに撮ってあとでシャドーを起こしています。

朝日岳に近づくとところどころで眺望が開けました。
雲海の上に顔を出す富士山が気持ちいい。

こういうシーンも好きですね。

朝日岳付近。
中央は農鳥岳、間ノ岳、北岳。

朝日岳付近。
昼に近づくにつれガスが上がってきました。

朝日岳を過ぎたあたり。
今日はきれいに金峰山が見えました。
五畳岩(右上)の左隣は甲斐駒、その隣は仙丈ヶ岳でしょうか。
いったん下ってあの森の中を進みます。

岩場を乗り越え金峰山に到着。
ただし、広がるガスガス。

五畳岩。
遠望は効きません。
晴れていれば見えるはずの瑞牆山もガスに遮られました。
残念。
昼飯を食べて、下山します。
しかし、一息ついたせいで、なんだかグッタリ。バテました。
登山中って、疲れがくるので、腰を下ろして休まない方がいいと言います。
自分もその意見に賛成で登山中は、ザックは下ろすものの立ったままで休憩するようにしています。ただ昼食のようにしっかり休憩したり、補給したりすれば、また話は別なのですが、久々の登山とあってか、昼休憩が疲れを呼んでしまったようです。
それでも、基本「下山」なので標高を下げていく分には、まだいいのですが、途中の朝日岳を登り返さなくてはならず、ここは少々しんどい場面でした。

下山中に発見したキノコ。
ガスっていたのとバテていたのとで下山中の写真はこれだけでした(苦笑)。
そうこうして登山口に戻ってきましたが、だいたいコースタイム通りだったのは、ちょっと嬉しいかも。そうはいっても、脚はグダグダでしたけど。
しばらくベンチで休憩していると、バスの係の人が乗客はいないか、叫んでいます。帰りは最終の16時の便を予約していたのですが、15時の便にも乗れるとのこと。もうすることもないし、K妻と相談してさっさと帰る(電車でビールが飲みたい)ことにしました。そしてバスは16時頃に塩山駅着。
ここまでくると、頭の中は「ビール」だけ。とりあえず16時52分の臨時特急かいじの席を取り、駅の周りを散歩しましたが、軽くビールが飲めそうなところが見つかりません。じれったいのですが、そういうときは、気持ちよく飲める電車の中まで我慢します。そのほうが絶対にビールはうまいので!
で、待つことしばし。発車10分前にキヨスクで500ml×2、350ml×2の二人分の缶ビールを買い(少し温かった…)、電車へと。
電車はエアコンが効いて気持ちよく、少し温いビールでも喉の渇きを潤すには十分でした。
そして新宿駅到着を経て最寄りの大久保駅着。ここまでガソリン代わりのビールが効いたのか、足取りは軽かったのですが、自宅に着いたらバタンキュー(死語!)でした。
結構疲れていたようです。
久々の登山ということもあるでしょうが、加齢による衰えというのもあるかもしれません(認めたくはないものだな…)。ただ、トレーニングでいくらかでも体力・筋力を維持・増強できるのと思うので、涼しくなったしコツコツと登山や自転車を続けようと思います。
この記事へのコメント
skekhtehuacso
とくに古い木の株が苔生している様子なんて、京都のお寺とは一味もふた味もちがう天然の美でしょう。
一方、低レベルな話で恐縮ですが、私も最近では酒集めでちょっと徘徊するだけで、夜は疲れてすぐに寝てしまいます。
筋トレは欠かさずやっておりますが、精神的にも肉体的にも衰えが進んでいるように思います。
yoshida
山のコケ、しっとりキラキラしていてきれいですね。うまく撮れないのが残念ですが。
skekhtehuacsoさんの荷物は重そうだから、疲れるのも想像できます。精神的というのも気をつけたい点ですよね。若くないのだからと自分に言い訳してしまうと、その先へ進めない。気持ちだけでも若くいようと思います。
しかし、筋トレしているのですか? スゴいですね。