プロソフトン クリア

 オリンパスのOM-Dシリーズは、ライブコンポジットができるので星景写真を気軽に撮ることができます。自分もその機能をよく使います。

 その星景写真で悩むのが星の明るさ。あまり明るくない星もその存在感を強調するためにソフトフィルターを使うことがあります。特に街では光害によって星はそれほど明るく見えないのでソフトフィルターを使いたいところ。

 星の写真でよく使われているソフトフィルターのひとつはケンコー・トキナーの「プロソフトン[A](W)」だと思うのですが、ソフト効果が弱めであるはずのこのフィルターでも、構図に街を入れ込むと、街の光が滲みすぎて、星の光より目立ってしまうことがよくありました。

 そんなこともあって、街の星景写真を撮る際はソフトフィルターを使うのを止めていたのですが、アマゾンからのお知らせで、さらにソフト効果の弱いフィルターが登場していたことを知りました。
 それが「プロソフトン クリア」です。

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プロソフトン クリア。

 早速注文して先日届いていたものの試す機会がなく(飲んだくれていたので…)、放っておかれましたが、本日、夜空を見上げると雲も少ないので、テスト撮影を行いました。さて効果のほどはいかに…。
 比較のために「プロソフトン[A](W)」で撮った写真も掲載します。
 
 撮影機材:オリンパス E-M5 Mark III/12-40mm F.2.8 PRO
 設定:ライブコンポジット/ISO400/絞りF2.8/1.6秒/約60分



●プロソフトン[A](W)

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全体。

2020082003.jpg
部分拡大。



●プロソフトン クリア

2020082002.jpg
全体

2020082004.jpg
部分拡大


 二枚の写真の撮影時刻が一時間ずれているので星の写り方が違いますが、街の灯りを見ると、たしかに「プロソフトン クリア」のほうが滲みが少ないのがわかります。これ、けっこうイケるかもしれません。今度、多摩湖や狭山湖、湾岸などでとってみたいと思います。

 ちなみにケンコー・トキナーのソフトフィルターのラインナップには、「ハーフプロソフトン[A]」という、フィルターの半分だけにソフト効果がかかる角形フィルターも用意されています。
 ですが、値段がけっこう高いのです。大小のサイズがあるのですが、大きい方(130×170)で実売価格が3万円くらい、小さい方(100×125)で2万円くらいと、手を出しにくい値段なんですよね。

 その点、この「プロソフトン クリア」は、最大径の82mmでも実売価格が6000〜7000円くらいなので、手を出しやすかったのでした。






Kenko レンズフィルター PRO1D プロソフトン クリア (W) 82mm ソフト効果用 002001

Kenko レンズフィルター PRO1D プロソフトン クリア (W) 82mm ソフト効果用 002001

  • 出版社/メーカー: ケンコー
  • 発売日: 2020/06/12
  • メディア: Camera




Kenko カメラ用フィルター PRO1D プロソフトン [A] (W) 82mm ソフト描写用 282885

Kenko カメラ用フィルター PRO1D プロソフトン [A] (W) 82mm ソフト描写用 282885

  • 出版社/メーカー: ケンコー(Kenko)
  • 発売日: 2012/10/19
  • メディア: エレクトロニクス




Kenko レンズフィルター ハーフプロソフトン (A) 100×125mm ソフト効果用 2mm厚 光学ガラス製 390467

Kenko レンズフィルター ハーフプロソフトン (A) 100×125mm ソフト効果用 2mm厚 光学ガラス製 390467

  • 出版社/メーカー: ケンコー(Kenko)
  • 発売日: 2018/05/23
  • メディア: Camera

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