実は前から気になっていたことがあって、それが最近仕事で使うようになって、よりその「気になりポイント」が顕在化しました。というのはプロレンズにあるファンクションボタンです。
個人的にはキヤノンのユーザー歴がが長いのでどうしてもキヤノン製品との比較になってしまうのはご容赦してください。
キヤノンの望遠Lレンズにはいくつかスイッチがあって、その一つがAFリミッターです。例えばEF70-400mm F4L USM IIには写真のようなAFリミッタースイッチがあります。キヤノンユーザーには見慣れたこのようなスイッチですが、重要なのはこれがスライドスイッチだということです。

EF70-400mm F4L USM IIのAFリミッタースイッチ。
一方、OMシステムのプロレンズにはファンクションボタンが用意されています。手持ちのプロレンズのファクションボタンの写真を撮ってみました。一つはM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO、もう一つは同12-40mm F2.8 PROです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROのファンクションボタン。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROのファンクションボタン。
自分の場合、キヤノンと同じようにこのボタンにAFリミッターを割り当てていて、ボタンを押すとAFリミッターがオン・オフにトグルで切り替わるようにしています。鳥撮影の時なんかはそれなりに便利なのですが、普段の撮影の時、気づかないうちにこのボタンを押してしまうことがあって、いつのまにかAFリミッターが効いてピントの範囲が「5m〜♾️」なんてことになっていたりします。
40-150mmレンズの方は、カメラボディから遠い位置に配置されているのでまだ誤操作も少ないのですが、12-40mmのボタンはカメラボディに近く、カメラを構えるだけでボタンに触れてしまうことが多々あります。
先日の仕事の撮影でも、いつの間にかボタンを押していてAFリミッターが効いてしまい、ピントが合わなくなって困ったということがありました。はじめはカメラの故障かとも思いましたが、AFリミッターのせいだと気が付いてよかった。しかし現場では焦りまくりました(思い通りに機材が動作しないと恐怖です)。
帰宅後、設定を見直して仕事撮影用のカスタムモードではボタン機能をオフにしたのですが、せっかくのボタンなので、有効に活用したいところです。オフにしたのでは宝の持ち腐れ。なので、ボタンではなくスイッチにしてもらえると、いいなぁと…。
もちろんボタンにはAFリミッターだけでなくいろんな機能を割り当てられます。絞り込み機能などにすることもできます。その際は、ボタンを離せば絞り込みも解除されるので、カメラの機能が変わったままということはありません。ただ、絞り込みボタンは別にあるし、他の機能を割り当てる必要性を感じられないのです。人によっては、このボタンを活用している人も多いと思うのですが、個人的にはスイッチであったほうが嬉しいです。解決策としてはボタンとスイッチを両方備えるとか!?
ちなみにM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROやM.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PROはAFリミッターはボタンではなくスイッチなんですよね。なぜ?
愚痴というか要望でした。
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