未だにスマホを持っていません。iPad(WiFI)は持っています。
できればこの先も持たずにすませたいです。
理由はいろいろありますが、ひとことで言えばキライです。
ただ、世の中がスマホ前提の社会になってきて、不便なこともあります。
個人的にいちばん困るのは飲み屋でのオーダー。最近、スマホでバーコードを読み込んで注文するシステムが広がっていて、そんなシステムだと店員に頼まざるを得ず、そういう店ってそもそも店員が少なかったりして、思うように注文できないことがあります。
それからセキュリティレベルの高いオフィスへの来訪(最近できたビルはどこもこんな感じ)。前もって発行されたQRコードが入館証になっていてそれをかざすと入館できるんですが、そういうときはiPadで代用しています。
あとは決済。店によってはクレジットカードかQR決済のみというところがあって(実際に遭遇した)、クレジットカードは持ち歩かないし、必要な買い物だったので後日改めてクレジットカードを持って支払ったということもありました。
ちなみに総務省の統計資料を見てみると2022年のスマホ保有率は77.3%、携帯電話の保有率は19.0%だそうです(明記されていないのですが、保有率とあるので世帯ではなく個人が対象だと思います)。これだけ広がればスマホを持っているのが前提という社会になるのは当然だろうとは思いますが、とにかく個人的にキライなので(笑)、持たずにすむ間は持たないでいたいです。
ただ、スマホがあって便利だなと思うのは出先での地図の閲覧です。google mapは特に見やすくて場所を把握しやすい。知らない場所での位置確認はスマホが圧倒的に便利です。でも、スマホを持たないので、そういうときはあらかじめ地図をプリントしていきました。しかし、当然ながらプリントした範囲外の地図情報は得られません。写真を撮り歩いて迷子になることも時々あったりして。
スマホが普及する以前ならポケット地図は社会人の必需品でした(よね?)。駅の売店にも必ず売っていました。しかし、今、売店を見ても地図なんか売っていません。あっても、発行が何年も前だったりして、出版社も年度ごとの改訂をしなくなっています。
そんな事情もあってポケット地図さえ持たなかったのですが、先日、少し大きな書店に寄った折、地図コーナーで見つけたのが2024年版のポケット地図でした。版元は成美堂出版です。
ポケット地図といえば昭文社というイメージがあって、その地図デザインを見慣れているので少々の違和感があるのですが、それでもきちんと年度版地図を出しているその姿勢を買いたい。
紙の地図はスマホの地図よりも一覧性が高く、自分がいる範囲外も把握しやすいです。こういう地図が売られているというのは、スマホ難民に対してだけでなく、紙の地図を必要としている人が少なからずいるということなんでしょうね。成美堂出版には毎年、改訂を続けてもらいたいと思います。
というわけで購入です。

ポケット版 東京超詳細地図 2024年版
もともと地図を眺めるのが好きなので、鞄に忍ばせて電車移動の際とかでも眺めたいと思います。
紙の地図、楽しい。
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